ルクセンブルク

日本からルクセンブルクに移住。GDP世界一のお金持ちの国ルクセンブルクがどんな国なのか,ドイツやフランスなどの周辺国の旅行記事とともにレポートします。

日本に足りないものって何ですか

日本に足りないものって何ですか

 オードリー若林さんの番組で,若林さんが林修さんに「日本に足りないものって何ですか」と聞くと

 「日本に足りないものは,希望です」

と答えていました。そして,なんだか腑に落ちる自分がいます。

関係ないように見えるニュースがつなぐもの

外国人実習生、3年で69人死亡 6人は自殺 法務省資料で判明 - 毎日新聞

大統領が署名しハンガリーで「奴隷法」成立 デモ参加者の訴え届かず - ライブドアニュース

働き方改革関連法が2019年4月に施行、対応すべき7つのポイントとは? | マイナビニュース

なぜ、こんなにもニッポンの若者たちは"自殺"するのか? | ハフポスト

 2017年。働き方改革元年といわれました。
 2018年。日本の働き方改革にまつわるニュースが絶えません。

 働き方改革は,2015年12月の電通・高橋まつりさんの自殺事件が発端になっていると認識しています。

 10代~30代の若者の死因の1位が「自殺」である国,日本。
 これは先進国の中でも異例です。

なぜ若者は自殺するのか

 2018年,外国人労働者の自殺がニュースとなりました。
 劣悪な環境で働かされていたとみられています。
 
 ハンガリーでは労働法改善案に対して「奴隷法案」としてデモが起こりました。
 残業時間の上限が250時間から400時間になるという内容でした。
 一方の日本は,ようやく年720時間を上限とした働き方改革法案が2019年四4月から施工されますが,実現性が疑問視されています。

 日本での私たちの働き方は,少なくともハンガリーの感覚では「奴隷」です。
 外国から連れてこられた労働者は,この奴隷的な働かされ方によって自殺してしまいました。

 私たちは学校教育によって,緩やかに洗脳されています。
 ・他人に迷惑をかけてはいけない。
 ・他の人も頑張っているのだからあなたも頑張りなさい。
 ・結果が出ないのは努力が足りないからだ。

 洗脳にうまくいった大多数は,奴隷的な社会に適合して就職し,うまくいかなかった一部は起業し,また一部は自殺する。

 私が思うに,日本にいると,どこかで自殺したくなるような出来事に出会う,そんな社会です。
 そう私たちの大多数はすでに奴隷です。

平成という時代は何を残したのか

 平成が始まってまもなく,バブルがはじけました。
 失われた20年が,そのまま失われた30年として一つの時代を終えようとしています。

 ふくらみ続ける社会保障費。
 それは過去の年金も含みます。
 年金制度は数十年も前から見直しが必要でしたが,政府は有権者の顔色を窺い責任を次世代に丸投げし続けました。
 それにより出生率は下降し続け,超高齢社会に突入します。
 子ども2人を平均年収で育てることが困難なほど,日本には未来ある子どもとその親を支えるしくみがありません。
 資料
  ヤフー安宅氏「地方の維持にはベーシックインカム級の公費が必要だ」 日本が抱えるリソース投下・2つの課題 - ログミー[o_O]
 そして人口統計から,2040年には有権者の半分は60歳以上の高齢者になります。
 若者に投資しようという政策が出てくるでしょうか。
 その政策は選挙で勝てるでしょうか。

 このままではいけないのです。
 過去の損失を穴埋めし続けることから,未来に目を向けなければいけません。

希望をつくる

 本当は,平成が始まった瞬間から,少子高齢対策が必要でした。それをしてこなかった当時の有権者世代,決定権をもっていた人たちは責任を感じるでしょうか。私の周りにはそのような大人はほとんどいません。それが過去の約束通り,年金を支払い続ける政府の姿勢に現れています。
 そのお金の使い方を変えることができたなら,若者や子どものの教育費なったはずです。研究分野での国際的な競争力もあがるかもしれません。IT方面で負け続けのアメリカや中国に,まったをかけられたかもしれません。
 大切なお金で,まだ働ける高齢者は旅行に出かけ,大切なお金で国会では「朝ごはん論法」と呼ばれる責任逃れ答弁と的外れ追及が続いています。
 日本のニュースは政治的なものが少なく,芸能人の不倫の話ばかりです。政治では視聴率にならない,チープな芸能ニュースでも流しておけと高を括られているのです。

そんな時代は,終わらせなければなりません
 平成は責任を先送りにした大人たちの時代でした。
 新しい時代は,すべての人に希望を与える世の中に,私たちがしなければなりません。
 デモを起こそうとか,そういうことではありません。

 まずは選挙に行くことです。
 白票でいいから投じることです。
 次世代を作る人間の投票による意思表明をしなければなりません。
 優秀な人を応援することです。
 日本はお金持ちに嫉妬し叩く傾向にあると思います。それではダメです。それは攻撃する方向性が間違っています。お金持ちは多額の納税をしてくれる日本になくてはならない存在です。そして,その人たちの承認欲求を高めさせ,真に日本に必要なことをしてもらわなければなりません。
 決定権をもつ立場にある大人は,若者にチャンスを与えることです。若者が希望をもって生きていける社会でなければ,あなたたちの老後に未来はありません。

 次世代から見て,あの時代に日本は変わったと,あの世代が日本を救ったと,歴史的に言われる時代や世代に,次の時代ではしましょう。