ヨーロッパの美しき日々

GDP世界一のお金持ちの国ルクセンブルクがどんな国なのか,ドイツやフランスなどの周辺国の旅行記事とともにレポートします。

【ヨーロッパ最高地点】ユングフラウヨッホ(スイス)

世界自然遺産「スイスアルプス ユングフラウ - アレッチ」

 ユングフラウヨッホ (Jungfraujoch)の標高は3466m。
標高3454mのユングフラウヨッホ駅は、ヨーロッパで最も標高が高い鉄道駅で,「トップ・オブ・ヨーロッパ Top of Europe」として,さまざまな場所(周辺の鉄道の駅など)で使われています。

アクセス


 鉄道の乗り継ぎ
 インタラーケン→グリンデルワルド→クライネシャイデック→ユングフラウヨッホと電車を乗り継いでいきます。
 スイスにはたくさんのパスが出ています。
 私の試算では,短期間(インターラーケンに2日)くらいであれば,スイスハーフパスがお得です。
グリンデルワルドやインターラーケンに3日以上いるのであればスイスハーフパス+ユングフラウパス(この地域のゴンドラなどが期間中乗り放題)を利用するのがいいように思います。
ちなみに,クライネシャイデック(Kline scheidegg)からユングフラウヨッホまではどの道有料です。
 (参考)
 スイスハーフパス  109 CHF(スイスフラン
 +ユングフラウパス 69  CHF
 鉄道のチケットはいつ買えばいいか?
 私の結論は「当日,あさイチ」です。
 山の天気は変わりやすい・・・
 全日に買おうにも,晴れるとは限らないし,晴れていてもユングフラウだけが雲に覆われてることも考えられます。
 例えば,グリンデルワルドに宿をとってあれば,朝7時に天気を確認し,8時に日本人観光案内所(駅徒歩3分)で切符を手配し,8時20分の鉄道でユングフラウに向かうこともできます。
 ちなみに山頂の様子はライブカメラ(まさに今の映像)で以下のリンクから確認することもできます。
Large image: Fieschertal: Jungfraujoch - Top of Europe ▪ Weather ▪ Swiss Webcams

 鉄道が指定になることも
 一日に登山できる人数が限られているユングフラウヨッホ。
 よく晴れた日には,鉄道指定(片道5CHF)となることも。
 これは,お金がかかりますが,悪いことばかりではありません。
 乗車券をもっていても,人数が多すぎて鉄道に乗れない場合には,指定券を持っている人が優先されます。列車は30分に一本しかないので,場合によっては麓や山頂で長時間待たされることも。
 時間を有効活用したい旅行では,最新の情報に常に敏感である必要があります。

 所要時間

 上記の観光ルートを一通り回るためには,大体2時間あれば余裕をもって楽しむことができると思います。
 ⑤のアレッチ氷河のアクテビティを楽しみたい,展望台で食事がしたいとなればさらに1~2時間必要になります。
 鉄道指定の時には,前もって自身の行動を予定することが必要です。

いざ,ヨーロッパ最高地点へ


かわいい登山列車で出発。

景色も少しずつ変わっていきます。

 山脈が迫ってくるイメージ。

長いトンネルを超えた向こうには・・・


氷河!!


相変わらず下が丸見え。貴重品を落としてしまったら氷河に埋もれてしまう・・・

快晴!ラッキーです☆

景色以外には・・・


急にディズニーランド感を出してきます。

エーデルワイス。野生のものはほとんど見られません。
観光客が根こそぎとってしまったからだとか。


この辺は,僕には解説できません。


順路も間違いにくいつくりになっています。


アイスパレスへ

氷河でつくったのかな?


アレッチ氷河のターザンロープ的なアクテビティ。
標高3000mの世界遺産の上を舞いたい人はぜひ。
25CHF。

360度のパノラマ。

記念品も。

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 記念パスポートとチョコレートがもらえます。 

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 日付スタンプももらえるのでお忘れなく押しましょう。

一生に一度は,訪れてみたい場所

 ユングフラウ鉄道が開通してから2012年で100周年だったそうです。
 本来であれば,熟練の登山家しか見るこのできなかった風景が,一般の観光客も見ることができるのは大変ありがたいことです。

 このユングフラウ鉄道開通に当たっては,たくさんの工夫(労働者)の努力があったことも忘れるべきではありません。
 一日あたり4.6 CHF の低賃金での搾取。
 トンネル事故により6人の犠牲者が出たそうです。

 私たちが今使えるモノ,便利さ,感動の裏には,先人たちの血と汗がある。美しい景色とともに過去のことに思いを馳せ,未来にこの景色を残していきたいと思いました。