ヨーロッパの美しき日々

GDP世界一のお金持ちの国ルクセンブルクがどんな国なのか,ドイツやフランスなどの周辺国の旅行記事とともにレポートします。

パリを歩くにはメトロ(地下鉄)を攻略すべし(Paris)

パリの地下鉄は危険か?


 テロがあったり。
 スリがいたり。
 防ごうと思っても防ぎきれないことはたくさんあるけれど。
 やっぱり便利なパリのメトロ。
 大体の観光地には乗り換えを駆使しつつ行ける。
 しかもわかりやすい。
 メトロの実際を報告します。

「うわぁ,何こいつ・・・」という人は,一定数いる。

 列車に乗り込むなり,選挙の演説的な,何かをすげぇ大きい声で言ってみたり。
 すげぇキョロキョロしてたり。
 
 残念ながらいます。

 でも,日本だって,渋谷あたりに行くとそんな人に出会う。
 「安全」ではない。
 けれど,しかるべき対策をとって油断しないこと。
 これが一番大事。

日本人はおしゃれすぎる。

 ブランド物のロゴの見えるカバンなりアクセサリーをつけていたり。
 きれいなワンピースを着ていたり。
 おしゃれなジャケットを羽織っていたり。
 
 久しぶりに日本人観光客に出会って思ったのは,
 「花の都パリに気合入れてきすぎる」
 ということ。

 日本は一億総中流社会(のつもり)だから,気にならないけれど,ヨーロッパはがっつり階級がある。いいか悪いかは別にして。

 本当のセレブは地下鉄に乗らない。
 バスにも電車にも乗らない。
 通りなんか歩かない。

 そういうもんです。

 夏はジーンズにシャツでいい。

 オペラやドレスコードがあるレストランに行くのなら,そこまでタクシーで行け。
 その場だけでなく,ホテルからその場所にたどり着き帰るまで,セレブを貫き通せ。
 その場だけセレブ,格好だけセレブが一番ダメ。

チケットはどう買うの?

 自動販売機もありますが,窓口で買うのが一番かと思います。
 自販機の周りには,明らかに怪しいお手伝いを名乗り出てくるおじさん,チケットを売ってくるおじさんがいっぱいいます。
 基本日本人は狙われていると思って間違いありません。

いろんなパスがあるけれど・・・

 個人的には,1日乗り放題みたいなパスもあるけれど,「カルネ10枚セット 14.90€」がお得だと思う。
 ひとつひとつの観光名所ではそれなりに滞在時間がかかる。
 1日乗車券Mobilis7.5€,つまり8回以上一日でバスや地下鉄に乗るのはなかなか難しい。というかすげぇ忙しい旅になると思う。
 
 ちょっとした距離なら歩いて,その土地の空気を楽しんだり,ふらっと立ち寄ったカフェでエスプレッソに砂糖を溶かしながら町ゆく人を見ていたり,そんな時間の過ごし方がパリにはあっています。
 

乗り口も,電車内の表示も,ホームも「東京と同じくらいわかりやすい」


 駅への入り口。ちょっとディズニー感じる。
 駅に進入する前に確認しておくこと。

降りる駅の名前は?

何番の路線に乗るの?

向かいたい方向の,その路線の終着駅の名前は?

 この3つをしっかり頭に入れておこう。
 ホームにも,乗るまでの案内図にもこれらの情報は書いてあります。
 不必要にスマホや観光雑誌に注視して,防犯がおろそかにならないように。

扉は自分で開ける

 

 外側にも内側にも,扉を開けるボタンが付いています。
 停まるタイミングでおしましょう。

正しく恐れる、

 僕は朝6時から,夜10時のちょっと危ないかなぁと思う時間帯に地下鉄に乗りました。
 今回は,何の被害にあうこともありませんでした。

 だから安全というわけではありません。

けれど,怖がっていたら本当に何もできない。

 テロがあったので旅行をキャンセルしましょう。
 地下鉄は危険なので避けましょう。

 と,やっていたら,何もできなし,そもそもパリにも行けないかもしれない。
 パリは美しいところがたくさん。
 歴史の深さも感じる。
 食べ物もおいしい。

 怖いからやらないのではなく,正しく恐れる。
 知らないことは,素直に聞く。

 これを書いていてなんだけれど,なんでもネットの情報だけを鵜呑みにしていたら,書いてないことだってあるし,変更になることもあるし,情報が間違っていることもある。

 知らないことは現地の係員に聞くことである。

 フランス語が話せなくても,とりあえず「ボンジュール」っていえば話聞いてくれる。
 英語も意外に通じる。
 通じなかったらgoogle翻訳もある。

 最短距離。超効率。最安値。
 そんな体験もいいけれど,
 時に迷い,時に人に頼る,そんな「旅」を楽しんでみては?
 主人公はあなただ。