ヨーロッパの美しき日々

GDP世界一のお金持ちの国ルクセンブルクがどんな国なのか,ドイツやフランスなどの周辺国の旅行記事とともにレポートします。

あこがれのモン・サン・ミッシェル(France)


モン・サン・ミッシェル  Mont Saint-Michel

 海に浮かぶ修道院
 大天使ミカエルのお告げをもとに作られた場所。
 1000年も前にこの修道院が作られて,今なお存在することの不思議と驚き。
 イギリスとの100年戦争の時には不落の要塞と化した。

アクセス

 パリからの日帰りツアーが出ています。
 パリからバスで片道約5時間。
 料金は120€。

 公共交通機関でも行けますが,それくらいの時間と費用は掛かってしまいます。

島の感じ


 最も近い駐車場からシャトルバスが無料で出ています。
 モンサンミッシェルのある島まで約2kmの橋がつながっています。


 モンサンミッシェルまでは1本道。迷う心配はありません。


 10分くらい歩くと,もう目の前に来ました。


 質素な大聖堂。
 華やかではないけれど,威厳があります。

 食堂。
 ここでモンサンミッシェル箕遺物のオムレツが供されたのかな?


 こんな構造が1000年も前につくられていたのか・・


 狭間から見上げる。

歴史を残す


 海に浮かぶ修道院。響きがすでにロマンティック。
 しかし,実際に潮が島周辺まで満ちていくことは,昔と比較して減ったそう。

その理由は,橋によって堆積した砂。

 今ある橋は,環境への配慮もあるようですが・・・

人が自然に手を加えると,必ず何かしらの変化が起こる。

 観光のために良かれと思って作った橋。
 それが,モンサンミッシェルの価値を下げることにつながっては本末転倒。
 建てるということも価値ですが,残すというのも価値。
 ヨーロッパの人々の変遷を見届けた古い建物には,やはり言葉にならない重厚な雰囲気を感じます。
 この場所を,ずっと残したい。

 環境負荷の少ない橋をわざわざ作り直す,フランスの心意気は素晴らしい。
 こうやって,環境保全と観光促進との折り合いを見つけていくことは,どの分野でも重要な課題かと思います。