ヨーロッパの美しき日々

GDP世界一のお金持ちの国ルクセンブルクがどんな国なのか,ドイツやフランスなどの周辺国の旅行記事とともにレポートします。

ルクセンブルグと食


 一生のうちに行う食事の回数。
 1日3食 × 365日 × 80年 = 87600 回。

 みなさんにとって,この数は多いですか?少ないですか?

 僕はねぇ,少ないんだよねぇ。
 だいたい朝なんて,食べられないか,ヨーグルトか,だから,食事の回数1万回くらい計算より減るかもなぁ。(おやつでケーキを食べているのがカウントされていないのはみんなに内緒)
 ちなみ日本には60万件の飲食店があるそうなので,毎日違う店舗で外食しても,全クリはできない。しないけど。

 一生のうちで食べられる総量は限られている。
 だから,なるべくいろんな種類の食べ物を食べたい。
 そんな思いが歪んで,日本にいたころは,あまり米を食べないようにしていた。
 なんだろう,食べ物を物質名で見ちゃうんだよね。

 米=炭水化物=でんぷんでしょ。みたいな。
 でんぷん人生で何回食べるんだよ,みたいな。

 だから,どうしよもなくて,カップラーメンとかおにぎりとか食べた日には,なんか損した気になってた。あぁ,今日も食塩水と炭水化物の塊を食してしまったと。

 で,ルクセンブルクに住む今,まさにその問題に直面している。

 最初に言っておくと,ルクセンブルクの味付けというか,食べ物のレベルは悪くないと思う。

 何が問題かといえば,まず主食。
 パンか,パスタか,イモか。

 ここにきて,らーめんと米というオプションをもっていた日本の偉大さに気付く。

 ちなみに,パンもパスタもめちゃくちゃうまい。
 パンなんて小麦の香りが半端ないし,パスタは太さから形からなんでもある。しかも安い。
 でも,小麦でしょ感は否めない。

 日本より安いと感じるもの
  ・パン
  ・パスタ
  ・ジャガイモ
  ・トマト
  ・ベーコン(加工肉)
  ・生クリーム
  ・チーズ
  ・バター

 日本より高いと思うもの
  ・めんつゆ
  ・醤油
  ・卵
  ・葉物野菜
  ・魚介類
  ・フルーツジュース

 もうね,めんつゆと醤油を失った日本人のもろさよ。
 彼らがどれほど食生活を豊かにしていたか。

 親子丼,チャーハン,海鮮丼,豚の生姜焼き,すき焼き,野菜炒めを封じられることが,こんなにもバリエーションを奪うなんて知らなかったぜ。

 本日は,リゾット用のお米をたき,ひき肉をトマトと玉ねぎでいため,目玉焼きをのせた,ガパオライス風の何かを食べました。
 目玉焼きとお米が作るアジア感は半端ないと実感しました。

 クックパッドさんは海外在住者向けの1weekレシピを展開すれば,需要があるんじゃないかと,提案させていただきます。