ペンギン旅にっき

普通の日本人が,ヨーロッパをさらに楽しく旅する方法を考えていくライフログ。ちなみにペンギンは野生では南半球にしか住まない。

88's のチャレンジ

新時代の生き方をデザインする

 難しいことは考えないようにしてきた。
 不幸は時代のせいにしてきた。
 当事者は回避してきた。

 でも,世の中への違和感は,ずっと感じ続けてる。
  
 真っ暗な日本。
 書き留めておかないと,心にうっすら残った光も消えそうで。
 現実を諦めない。
 歴史を動かす可能性が,自分たちにはあると信じたい。
そんな思いから1988年生まれ,そしてその周辺に生まれた世代を88’sと定義して,新時代の生き方を考えたい。

ゆとり世代

 1988年生まれは2018年,30歳になる。
 誰が呼んだか,ゆとり教育を受けたゆとり世代と呼ばれる。もちろんこの世代の責任ではない。怒られ方を知らない,甘やかされて育ったといわれる。果たしてそうか?
 生まれた直後の92年にバブルが崩壊。苦労する親を見て育った。夢を見ることよりも,「安定した仕事に就きなさい」と教わった者も多い。高校時代は「教育過程の履修漏れ問題」が,大学受験に大きな影響を及ぼす。20歳。リーマンショックで再び超不景気になる。大学卒の就職率が50%しかない。22歳3月。東日本大震災が起こる。ストレートで来た人間は,卒業式も,入社式もない。「生きることは何か」真剣に考えさせられた。

あれ,ぜんぜんゆとりじゃないじゃんって話。

 リスクマネジメントしてもしても,防ぎようのない時代の変動。
 人生は不安との戦いだった。

才能を開花させる88's

 一方で,88’sは才能にめぐまれた世代と言われる。
 スポーツでは,メジャーリーグ田中将大,卓球の福原愛。サッカーでは香川真司内田篤人。女優は堀北真希佐々木希新垣結衣。俳優は松坂桃李。歌手は西野カナやワンオクのTakaなど。多方面で活躍している。

ゆとり教育」はぜんぜん失敗していない

 才能がある人が,才能だけで何かを成し遂げているかといえばそうではない。
 その裏には才能を伸長させる努力が,必ずある。
 ゆとり教育によってもたらされた時間的なゆとりを,自らの才能を伸ばすことに使ったのだ。

そもそも学校で教えることなんて少なくていい

 これは違う機会に議論する。
 とにかく,他者と同じことをしているだけでいい時代は終わった。
 88’sの著名人にはスポーツ選手が多いとされるが,それはスポーツ選手のピークが,比較的若い時代に訪れるからだと考えられる。学問やイノベーションの面で著名人が出てくるのはまだまだこれからだ。

自分に期待していい

 明らかにネガティブな意味合いで「これだからゆとりは」といわれる。
 それは,それ以前の世代とは異なる価値観を持っているということ。
 例えば,ゆとり世代のネガティブな特徴に「仕事よりプライベートを優先する」というのがあげられたりしているが,これは明らかな「働き方改革」であるし,「すぐ転職してしまう」というのはブラック企業撲滅のためには極めて重要だ。スキルを高めてより高い評価の企業に転職するというのは世界の常識で,終身雇用神話など,日本のガラパゴスな価値観なのだ。
 ゆとり世代のものと揶揄されてきた特性が,いまや時代のメインストリームになっている時代の変化を,感じ取ろう。
 感じている違和感は,社会を変える力になる。

違う価値観をもっているというのは,新しい時代の生き方をデザインする力になる。

 次回キーワード
 ・常識に疑問をもつ
 ・テクノロジーを味方にする。
 ・近代を終わらせる。
 ・社会全体の幸福を考える